何のためにコンセプトを作るのか?
商品をつくるためにコンセプトが必要ということは
以前の投稿『コンセプトって必要?』でなんとなく理解できたかと思います。
だけど、何のために作るのか?ということがわからないと作りにくいですよね。
何のためにコンセプト作ってます?
☜どれでした?
作れって言われてるから・・・とか、なんとなく作ってる人いませんか?
自分の中でコンセプトが必要な理由や何のために作っているか?が腑に落ちていないと、明確なコンセプトというものはできないと思っています。
そして、参考事例として、私が経験した参考事例を紹介しようかと。
参考事例
流行りにのってコンセプトを作ってしまって残念
2010年代前半にスープジャーというスープ専用の保温瓶が流行ったのをご存じですか?
この頃に前職の食品会社K社で販売スタートしたのが、
スープに特化したちょっとお高い具材・スープベースの商品。
この商品、実はコンサルタント会社の助言とその当時の開発担当者で作った商品。
開発担当者を含めK社販促担当者も、コンセプトを作る明確な理由というものを理解できていなかったと思います。(当時、コンセプトがある商品はないような状態だったので)
そして出来上がったコンセプトが
OLのための簡単・毎日スープジャー
このコンセプトを元に、販売開始。
売り出していくために、コンサル会社も社員も必死なので・・・・
インフルエンサーを使って販促を開始。
販促は大成功!!!好調なスタートを切れたわけですが・・・・
実際に購入してくださったのは、
子育て中の女性だったんです!!
では、なぜOLさんに職場にもっていって食べてほしかったのに、
子育て中の女性が購入することになったのか?
起用したインフルエンサーが
子育て中のお料理ブロガーだった
コンセプトではOL(働く女性)をターゲットにしているにも関わらず、
インフルエンサーが子育て真っ最中のお料理ブロガー😮
本来コンセプトから導き出されるターゲットとは異なる方に訴求していますよね?
これは、関わる全ての人が、本当の意味でのコンセプトの必要性を理解できていなかったから起こったことだと思います。
ちょっと長くなりましたが、
そのコンセプトに従って、商品に関わる全てを決めるルールブックにするため。
商品に関わる全てのこと・・・・例えば、
- パッケージデザイン(フォント・色・材質・・・・)
- 材料の選び方
- ターゲット設定
- 販売チャネル
- 売価設定
- 販促方法(広告媒体・インフルエンサー選定・・・)
- 製造方法
など、商品が作られてお客様の手元に届くまで、その全てにコンセプトが関わっているといっても過言ではないと思っています。
それくらいコンセプトというものは、様々なところに影響を及ぼします。
なので、コンセプトが必要なんです。
ちなみに、この事例、スタートは好調に滑り出しましたが、コンセプトのターゲットと実際の商品者が違うためその後・・・・・。
長くなったので、この続きは、また別の機会に😮💨
では、今日はこのへんで。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
Instagramもやってますので、よかったら覗いてみてください。
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